記事一覧

ルーブル美術館「サモトラケのニケ」の誕生にまつわる1枚の古代コイン―マケドニア王国デメトリオス1世のテトラドラクマ銀貨

先週、子供の頃から何度も通った有楽町の映画館、日劇が惜しくも閉館しました。あの大きなステンドグラスとシャンデリアが美しい映画館で何度も夢のような時間を過ごさせてもらったことに、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。(左:日劇ラストショウのポスター 右:日劇のステンドグラス)閉館に伴って日劇ラストショウが開催されていたので、2月4日(日)の閉館の日に上映された『タイタニック』を見て参りました。『タイタニッ...

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古代ロードス島コインの太陽神ヘリオスの肖像を見つめて・・・

前回のブログでは古代ロードス島コインの薔薇の意匠について触れました。今回はその薔薇のコインのオモテ面に刻まれた太陽神ヘリオスの意匠について書きたいと思います。かのアントニウスとクレオパトラは、2人の間に生まれた双子の子供に、太陽神ヘリオスと月の女神セレネの名を与えました。アレクサンダー・ヘリオスとクレオパトラ・セレネです。アントニウスとクレオパトラの死後、娘のクレオパトラ・セレネはローマで育てられ...

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古代ロードス島コイン、薔薇の意匠のロマン

先日、妹から薔薇の花をもらいました。アンティックピンクという色だそうで、少しくすんだピンクがとても綺麗です。つぼみに顔を近づけると、その甘い香りに誘われて、ロマンティックな世界に引き込まれそうになります。薔薇の香りを楽しむと何だか嬉しい気持ちになって想像力が湧いてくる気がします。きっと古代ギリシャ神話を創った人々も、いろいろな花の香りを楽しみながら、神話を創作していったのかもしれません。薔薇は英語...

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ネロのアラ・パキスのコインが教えてくれたこと

大変遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。2018年、今年最初のブログはアウグストゥスのアラ・パキス(平和の祭壇)について長々と書いてしまいました。お時間の許す方はご覧ください。私の手のひらに一枚のネロの銅貨がある。逞しい美しさに満ちたネロの肖像を裏返し、ウラ面のアラ・パキス(平和の祭壇)の静謐さに浸る。すぐに、学生時代に初めて訪れたローマ、アラ・パキス美術館での思い出が蘇ってきた。エ...

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幻のハンニバルの銀貨の肖像が微笑む時

ハンニバル、その名前は誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。世界史の授業で習った、アルプスの雪山を象を引き連れイタリアに進軍してきた古代カルタゴの名将ハンニバルを思いうかべる方もいれば、大ヒット映画『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士を思い出す方も多いかもしれません。実は、『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士もカルタゴのハンニバルを意識したキャラクターであることは、カルタ...

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プロフィール

古代コイン専門ギャラリー Parisii パリシー

Author:古代コイン専門ギャラリー Parisii パリシー
ローマコイン・ケルトコイン・ギリシャコインを扱う古代コインギャラリーParisii パリシーの中村です。
古代コインを通して、日々、世界を探求しています。
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